マネージャー・リーダーのためのカウンセリングプログラム

企業の管理者として期待される、基本的で重要な役割の一つとして、部下の潜在能力を引き出し、部下を動機づけ、やる気を起こさせる役割があります。これは押しつけや、命令で啓発できるものではありませんし、またアドバイスや励ましの言葉だけでは不充分です。部下が自分自身でやる気を起こし、自己啓発の意欲をかきたてるためには、管理者がいかに部下の立場に立って思っていることや気持ちを理解してやれるか、仕事や職場の人間関係による不満や葛藤を聴いてあげられるかが重要な要素になります。このような能力や態度を養うためには、カウンセリングの理論や技法が大変役に立ちます。このプログラムでは、カール・R・ロージャス博士の人間成長理論を基盤としたカウンセリング学習を、少人数による体験学習を通じた学習で、解り易く体得していただくことに重点を置き、実践に役立つよう企画してあります。

カウンセリングの学習は、他者理解と同時に自己理解を深め、自己啓発に通じる経験の場であるともいわれており、カウンセリングの理論や技法を講義と体験実習を通し、実際の職場で活用できるようになることを目的としております。